インタビュー一覧

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著者インタビュー


『40歳からの崖っぷち求職術』

砂山擴三郎 氏

新刊紹介

完全失業者344万人、有効求人倍率0.44倍(2009年10月)の大失業時代がやってきた。もはや、倒産やリストラという災難はいつ自らの身にふりかかってきてもおかしくない。その「いざ」という時にまず必要なのは、履歴書の書き方でも面接術でもなく、「自分にあう求人情報をいかに多く、いかに効率よく手に入れるか」だと語るのは、中高年の転職・再就職を長年サポートしてきたキャリアコンサルタントの砂山擴三郎氏だ。いかにしてこの受難の時代を生き抜けばよいのか。詳しい話を伺った。


方法は一つじゃない

あらゆる手段で求人情報を獲得せよ!

この本では「求人情報の探し方」に徹底的にこだわっていますよね。

砂山氏(以下、砂山) 求人情報の探し方を体系的に詳しく語った書籍や資料っていうものは今までほとんど出ていないんですよ。断片的だったり、概要だけをさらりと説明して「求人情報の探し方はこれ以外にもいろいろあるので自分にあったものを見つけてほしい」なんて書かれていたりね。けれど、中高年の求職者にとっては、その「いろいろ」を調べて検討している時間的余裕はありません。それなら私が書こう、と決心したのです。

とはいえ、求人情報の収集はそこまで重要でしょうか。求職活動のほんの入り口に過ぎないように感じますが……。

砂山 入り口だからこそ最重要項目なのだ、と私は考えています。今は求職者にとって本当に厳しい時代です。入り口を大きく取っておかなければ、とても「転職・再就職成就」というゴールにはたどり着けないでしょう。内定の前に面接、その前に書類選考、その前に応募、そしてその前に求人情報の収集があるということを忘れないでいただければ、と思います。

なるほど、求人情報をたくさん手に入れることが求職活動での勝利につながるというわけですね。

砂山 もちろん「どんな仕事でもいい、勤務地も給料もこだわらない」というのであれば、案件はたくさんあります。ですが、試しに職安などに求職登録をして自分の希望条件で求人検索をしてみてください。おそらくいかに厳しいかを実感できると思います。つまりは「自分にあった求人情報をたくさんみつけられるかどうか」が求職活動の成否をわけるのではないでしょうか。

本の中で、求人情報の探し方が「10+α」紹介されていますが、ここから実行しやすいものを選んでくださいということですか?

砂山 うーん、まずは一通りすべて試していただきたいですね。例えば、求職者のサポートをしていると「毎日のように職安に通っているのに職がみつからない」といった嘆きをよく耳にします。でも、もしかしたら毎日のように「職安にしか」通わないから職がみつからないのかもしれない、とは考えられないでしょうか?職安は非常に有用な機関ですが、中小企業からの求人が多いなどいくつかの傾向が見られます。そして、その傾向に自分の希望がマッチしない場合、なかなかよい求人情報にめぐり合えず求職活動が長引くことは十分にあり得ると思うのです。

いろいろな方法を併用するほうがチャンスが広がる、と。

砂山 ええ、これは職安以外の方法においても同様で、限られたルートからしか求人情報を入手しないとどうしても量や質に偏りが出てしまいます。職安、人材紹介会社、求人サイトなど求人情報を得る手段はたくさんあるのに、一つの方法で満足してしまう方が非常に多いことが私には気がかりなのです。この本では、いわゆる普通のホワイトカラーの方が無理なく実行できる方法ばかりを述べました。読んで「わかった」で終わらせず、ぜひすぐに実践してみてください。皆さんの成功をお祈りしています。

砂山擴三郎(すなやま・こうざぶろう)

1943年大阪市生まれ。大阪大学法学部卒。大手自動車メーカーで主に人事/総務畑を歩き、50歳で総合人材会社勤務に転じる。人材紹介、派遣、再就職支援担当常務として部門総括を務めたほか、人材紹介コンサルタントとして連続7年業績トップをキープ。57歳で退社し独立した。以降キャリアコンサルタントとして大手企業リストラの手伝い、公的機関主催転職セミナー講師、キャリアコンサルタント養成講座講師、再就職支援会社3社でのキャリアカウンセリング、転職セミナーテキスト編集などに従事。自ら、早期退職と希望退職を1回ずつ経験しており、人の心が分かるコンサルタントと自称している。


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