インタビュー一覧

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著者インタビュー


『最適生産とは何か』

株式会社クラステクノロジー 代表取締役 四倉幹夫 氏

新刊紹介

生産拠点がグローバルに広がりニーズが多様化する今日において、これまでの生産管理を支えてきたMRPシステムだけでは対応ができなくなってきた。
そのような状況の中、製造業は今後どのような生産管理システムを築いていくべきなのか。
そんな不安に立ち向かう製造業の方々に向けて、書籍『最適生産とは何か』が発売された。本書の見どころと出版の経緯について、著者である四倉 幹夫氏に話を伺った。


――まずは出版の経緯について教えてください。

四倉幹夫氏(以下、四倉) 「Industrie 4.0(インダストリー 4.0)」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。「Industrie 4.0」とは、製造業を高度にデジタル化することでマス・カスタマイゼーションを実現するためにドイツが国を挙げて推進しているプロジェクトですが、実際のところ理念のみが提唱され、具体的な方法は明かされていません。
そこで、マス・カスタマイゼーションを実現するための具体的な生産管理システムを示すために、本書の出版を決めました。

――すばり、その具体的な方法とは。

四倉 本書では「Manufacturing 4.0(マニュファクチャリング 4.0)」と「GLOSCAM(グロスキャム)」という2つの考えを提唱しています。
「Manufacturing 4.0」は、大量生産のための生産システムとして世界的に普及している「MRPシステム」と、オーダーメイドの製品を生産する時に、日本で古くから採用されてきた「製番システム」と呼ばれる生産管理システムを組み合わせる、というものです。
また、「GLOSCAM」は現在、製造業を取り巻くグローバルな拠点での最適生産という課題を解決するための考え方です。

――「Manufacturing 4.0」と「GLOSCAM」により、どのようなことが可能になるのでしょうか。

四倉 まず、「Manufacturing 4.0」により、大量生産の機能を持ちつつ、顧客に合わせたカスタマイズも可能になります。
また、日本は約20年前から中国に進出して製造拠点を拡張しました。それから10年経って中国の人件費の高騰や反日問題が発生して、徐々に中国からアジア全域に製造拠点を広げましたが、このときに、「いちばん安く作れるところで作る」、「売れるところで作る」という最適生産の必要性が出てきます。これらの問題を解決する考え方が、本書のもう一つのテーマである「GLOSCAM」です。

――執筆の際に意識されたことはございますか

四倉 本書は、この一冊で「生産管理」の基本から応用まで理解できるよう構成しました。生産管理の初心者向けに生産管理の基本的な知識をおさらいするとともに、もうすでにある程度生産管理に関して知識をお持ちの方は、1、2章を飛ばしても問題ないように構成しています。

――最後に一言、メッセージをお願いいたします。

四倉 本書は、この一冊で「生産管理」の基本から応用まで理解できるよう構成しました。生産管理の初心者向けに生産管理の基本的な知識をおさらいするとともに、もうすでにある程度生産管理に関して知識をお持ちの方は、1、2章を飛ばしても問題ないように構成しています。

ありがとうございました。

四倉幹生(よつくら・みきお)

株式会社クラステクノロジー代表取締役
同社統合化部品表生産管理ソリューション「ECObjects」設計責任者。 1996年に生産管理システムソリューション会社、株式会社クラステクノロジーを設立。外国製品が大半を占める生産管理ソフトの分野において、国内製品として功績をあげたことが評価され、2002年に創業・ベンチャー国民フォーラム起業家部門において経済産業大臣賞を受賞、2005年春の褒章では藍綬褒章を受章。著書に、『エンジニアリング・チェーン・マネジメント』(翔泳社)、『グローバル生産のための統合化部品表のすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『生産管理システム』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。 2006年より、産業技術大学院大学客員教授。


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