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著者インタビュー


『4Rの突破力』

株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画 編

新刊紹介

太陽光発電で発電した余剰電力や深夜電力を貯め、貯めた電力を家庭で、クルマで、停電時の備えとして活用できるエネハンド。蓄電池が充電器に生まれ変わるまでの開発者たちの苦悩や、市場性がわからない中で商品を売らなければいけなかった営業担当者たちの苦労、爆発的にヒットしてからの生産体制の構築など、「リチウムイオンバッテリー」の再利用・再販売・再製品化・リサイクルという四つの「R」に取り組むフォーアールエナジーの理念とそれを体現するために奔走した社員たちの知られざる葛藤の物語『4Rの突破力』が発売された。本書の見どころと出版の経緯について、編著者である弊社担当編集・岸のぞみに話を聞いた。


――まずは出版の経緯について教えてください。

岸のぞみ(以下、岸) 2016年4月、三菱自動車の燃費偽装問題に自動車業界は揺れていました。同社のガバナンスの欠如が原因であることは疑いもありませんが、環境技術の軽視がこのような事態を招いた一因でしょう。
しかし、名だたる企業の不正と改ざんが日夜ニュースを賑わせる今、日本の最先端のものづくりの現場で、いまだ誇りと高い志をもって事業に挑んでいる人々がいることを強く世に訴えたく思いました。同時に、未来のものづくりを担う若者たちにこの志を継いでほしいとも願い、本書の執筆を決意しました。

――フォーアールエナジーはどういった会社でしょうか。

岸 もともと、電気自動車のリチウムイオンバッテリーはクルマで利用する寿命を終えてなお、70%程度の容量を残しています。日産がこの中古バッテリーの二次利用を模索すべく、住友商事と共同で立ち上げた事業調査会社がフォーアールエナジーです。

――本書の見どころを教えてください。

 フォーアールエナジーが立ち上げられた当初は商品もなく、市場性も不明、そんな道なき道で赤字を計上しながらも創業期を駆け抜け、胸に抱いた理想と、日産の技術力、住友商事の販売力で「エネハンド」という大ヒット商品を作り上げた栄光の軌跡、そしてその中で心を砕いて事業に取り組んできた社員たちの知られざる物語に注目していただきたいです。

――執筆の際に意識されたことはありますか。

岸 昨今、さまざまな場面で「技術が継承されなくなったから」、「日本流のものづくりはもはや時代遅れだ」といった後ろ向きな話を聞くことが多く、確かに日本のものづくりにかつてほど元気がないように感じることも少なくありませんでした。
ですが、同社と出会い、取材を進める中で、「いいものをつくりたい」という強い熱意をもって働く社員や幹部の姿をみました。彼らの思いの丈を余すことなく本書に込めることを意識して執筆しました。

――最後に一言、メッセージをお願いいたします。

 日本のものづくりの現場では世間に知られてこなかった、ため息一つ、涙一つ、新聞が伝えない、多くの人々にとって知る由もない開発の舞台裏が隠されています。
こうした声なき声を我われ出版社が一冊の書籍として世に出すことで、誰かの心に届くと信じています。本書が低炭素社会の実現の一助となれば幸いです。

ありがとうございました。

株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画

1960年、ダイヤモンド社に設立された『ダイヤモンド・セールス』編集部が1972年に分社化、株式会社ダイヤモンド・セールス編集企画として設立。2005年にソフトブレーン株式会社(東証第1部上場)が資本参加し、ダイヤモンド社との合弁企業となる。名称をダイヤモンド・ビジネス企画に変更。2006年、月刊『ダイヤモンド・セールスマネジャー』を『ダイヤモンド・ビジョナリー』と改題。その後メールマガジンへと媒体変更を行なう。
現在は、経営、マーケティング、営業など、幅広いビジネス領域の出版事業を展開している。ダイヤモンド・ビジネス企画の編・著書として、『日本の営業2011 営業は知恵と情熱の格闘技!』、『AED 街角の奇跡 「勇気」が救った命の物語』、『オルビスという方法 顧客満足を生み出し続けるビジネスモデルは、こうして創られた』、『手綱、繋がる思い 馬は体と心のセラピスト』、『スマホで撮った写真を素敵な思い出に変える5つの魔法』などがある。


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