インタビュー一覧

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著者インタビュー


『不動産業は、究極のサービス業』

長原英司 著

新刊紹介

リーマンショックや東日本大震災など、不動産業に荒波が吹き寄せる中、一度は50億の負債を抱えるもその苦境を乗り越え、V字回復を遂げた企業の挑戦の軌跡を著した『不動産業は、究極のサービス業』が発売された。
100年に一度の危機的な不動産市況に多くの企業が淘汰される中、どのように道を切り拓いてきたのか。世界を股にかけた不動産デベロッパー、株式会社リード・リアルエステート 代表取締役社長 長原英司氏に、本書出版の狙いとその思いを伺った。


――まず、本書出版の目的を教えてください。

長原英司氏(以下、長原) 当社は創業から15周年という節目を迎え、また、2014年には負債50億円を完済したことで新しいスタートラインに立ちました。しかし、創業から15年の歴史の中で淘汰されていく多くの企業と出会いました。そこで当社がいかにして苦境を乗り越えたかという軌跡をお伝えすることは読者の方にとって何らかの指針になるのではないかという思いで筆を取りました。

――『不動産業は、究極のサービス業』というタイトルですが、これはどういった意味ですか。

長原 私がかつて音楽の道を志していたときに感銘を受け、不動産業に転身するきっかけとなった船井幸雄先生の書籍、『未来へのヒント――二一世紀、地球と人類はこうなる』(サンマーク出版)でこの言葉と出会いました。
不動産と言う商品は顧客にとって一生に一度買えるか買えないかの大きな買い物であり、数千万~数百億という巨額の資金が動きます。デベロッパーの立場から見ると数ある案件の一つであっても、顧客にとっては一生の中で最も高額な資産になります。だからこそ、その価値に見合う究極のサービスを提供しなければならないと私たちは考えています。

――創業直後の第一号物件の苦い経験が貴社の大きな教訓を残すことになったと伺っております。

長原 当社が最初に手掛けることとなった物件は仕入れの段階から瑕疵があることに気付かず、顧客に売却してしまった物件でした。私がすべての責任を取って、下請けの施工業者には無理をお願いして、何とか顧客に納得していただける形で物件を完成させることができました。
そのとき心の中で言い聞かせた言葉である「我われも大変だが、お客さまはもっと大変なのだ」という本音は、今でも私たちの教訓となっております。

――元公安調査庁調査第二部長で評論家の菅沼光弘氏やM&Aの巨匠である竹中征夫氏、元参議院議員の浜田和幸氏など数多くの対談が掲載されております。

長原 偉大な先生方や先輩方など周囲から高く評価されている方に対して、物怖じせずに教えを請いに行ってきたことがこうした縁と先達からのさまざまなアドバイスに繋がり、私の人生に大きな影響を与えてくれています。

――最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

長原 当社はリーマンショックで抱えた五〇億円に上る借金をどうにか完済することができ、ようやく新たなスタートラインに立ちました。文字通りのゼロからのスタートです。
経営者としてまだまだ駆け出しの身であり、未熟な経営者であることも重々承知しておりますが、そんな私にできる話としていろいろな先生方、先輩方の教えを自分なりに解釈したことを訥々とお伝えすることだけです。
本書を手に取っていただいたすべての方に、私たちの経験や思いをお伝えすることで、当社のことを理解していただければ著者としてこれに勝る喜びはありません。

ありがとうございました。

長原英司(ながはら・えいじ)

株式会社リード・リアルエステート 代表取締役社長。
北海道札幌市出身。音楽の世界でプロをめざすも船井幸雄氏の著書に感銘を受け、不動産業に転身することを決意。27歳で上京し、不動産会社の仲介営業、分譲住宅、マンションデベロッパーのバイヤーなどで経験を積む。2001(平成13)年、33歳の時に有限会社を設立し、その後、2003(平成15)年に株式会社に組織改編し現在に至る。


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