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著者インタビュー


『感動の温もり、一生涯の宝』

白井治夫 著

新刊紹介

創業時は基板製作のノウハウも、資金もなかった。しかし、情熱を胸に基板加工の下請けとして、妻と二人でアパートの一室からシライ電子工業をスタートさせた。創業者自らエッチング技術を習得し、ゲーム機基板での大型受注を獲得し飛躍を遂げた経緯や、突然のゲーム機生産停止による赤字からの抜本的改革、業界内でいち早く果たした海外進出、更に外観検査機「VISPER」の開発・販売による新たなビジネスモデルの構築など、京都のベンチャー企業から世界的なビジネス企業へと成長していく物語『感動の温もり、一生涯の宝』が発売された。本書の見どころと出版の経緯について、著者であるシライ電子工業株式会社名誉顧問、白井治夫氏に話を聞いた。


――まずは出版の経緯について教えてください。

白井治夫氏(以下、白井) 我が社が1966年、京都に産声をあげて今年で50年。主要事業であるプリント配線板事業は、まさに日本の電子産業の歴史とともに歩んできました。創業から現在までの我が社の大きなエポックを著すことで、日本のプリント配線板の歴史を見ていただけるのではと考えました。
また、我が社の発展の歴史、その中で向き合ってきた失敗の原因、成功の起爆剤、未来開拓のカギなど、社員をはじめ多くの方々に経営のヒントや成長のカギを示すことができると考え、出版に至りました。

――シライ電子工業はどういった会社でしょうか。

白井 シライ電子工業はあらゆる電子機器に必ず使用されている主要部品である「プリント配線板」を作っている会社で、基板の設計から試作品製作、量産、納品といったすべて工程を日本と中国の拠点がサポートしながらグローバルな生産体制で行なっています。
どんなニーズにも的確に、そしてフレキシブルに対応する。そんなドラえもんの四次元ポケットのような会社をめざしています。

――本書の見どころを教えてください。

白井 「従業員の目視検査の負担を減らしたい」という思いで、実現可能性も不明な外観検査機の開発という道なき道を駆け抜け、基板製造のノウハウ、絶対に成功するという強い気持ちで「VISPER」という大ヒット商品を作り上げた栄光の軌跡、そしてその中で心を砕いて事業に取り組んできた社員たちの知られざる物語に注目していただきたいです。

――執筆の際に意識されたことはありますか。

白井 本書につづっておりますが、私は技術者ではありません。けれども、不思議と、電子機器という新しい産業の潮流の中にいることができました。そこには素晴らしい恩師との出会いをはじめ、さまざまな人の支えがあったからです。
また、さまざまなものづくりの現場に触れたことで、変化の激しい電子機器の時代の流れを見通す力が養われました。
そこには常に運がありましたが、その運を引き寄せたのは私の「感動する心」にありました。この「感動する心」を本書に込めることを意識して執筆いたしました。

――最後に一言、メッセージをお願いいたします。

白井 私の座右の銘は「人生感動の温もり 一生大事」。「感動する心」で運を引き寄せてきた私の信念です。感動は、人との出会いから生まれます。支えられ助けられ、それがあるからこそ人も企業も成長します。だからこそ感謝して出会いを大切にしたいのです。本書がどうか皆さまの未来に多くの出会いをつくるきっかけとなれば幸いです。

ありがとうございました。

白井治夫(しらい・はるお)

シライ電子工業株式会社名誉顧問。
1966年に白井製作所を個人創業し、1970年にシライ電子工業株式会社として法人組織に改組。以後、30年以上にわたって創業社長として辣腕を振るう。2004年には代表取締役会長に退き、2009年に名誉顧問に就任。
地域貢献においては、京都ふるさとの集い連合会会長や京都滋賀県人会会長などを歴任し、活躍の場を広げ続けている。


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