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著者インタビュー


『手作り屋台が生んだ「やりすぎ」飲食店経営』

大西慎也 著

兵庫県を中心に現在30店舗以上を展開する「らーめん八角」グループ。そのすべての始まりは、1億円の借金と、店舗の駐車場に作られた手作りのラーメン屋台だった。
借金を返済しながら、地元の仲間たちを巻き込んで、ど根性経営手腕を発揮、屋台から始めたラーメン屋を30倍の店舗数にしB-1グランプリ(の併設のイベント)にも出店するほどにまで成長させた「らーめん八角」の社長、大西氏が「やりすぎ」経営術を惜しげもなく披露する『手作り屋台が生んだ「やりすぎ」飲食店経営』が発売された。
今回は著者でもありラーメン八角の社長でもある大西氏に、出版の経緯や本書の見どころについて、お話を伺った。


――まずは出版の経緯について教えてください。

大西 慎也氏(以下、大西) 僕たち八角は、兵庫県の南、播州地域にグループ33店舗を展開するラーメンチェーンで、他にもお好み焼き屋やたこ焼き屋などを運営しています。八角が地域に根付き、愛され、店舗がどんどん増えて行くプロセスや、リーマンショックでの倒産危機、それを脱出して全店黒字経営にした秘訣、地域密着型の経営哲学について、独立・起業をめざす人にとってヒントになるようなエピソードを包み隠さず書かせていただきました。この経験が、まだ社会に出ていない若い人たちに少しでも勇気を与えられたらと思い、出版を決意しました。

――本書では、とてもインパクトのある、アイディアの光る独自のサービスについて触れられています。

大西 お客さんを一番に考えること、それはとても大事にしていることです。やはりインパクトのあるサービスでないと他店にも勝てません。
『平日の午後5時~8時 生ビール初めの1杯10円!』や、『8の付く日は餃子88円』などお客さんに覚えてもらいやすく、しかもお得と感じてもらえるサービスはどんどんやりたくなります。実際に、これらのサービスで、ディズニーランドやUSJ並みの大行列を生み出したことも何度もあります。

――将来のビジョンについて教えてください。

大西 一つは、兵庫と言えば「八角」と全国に名前が行き届くような、「兵庫県に八角あり」という老舗になりたいです。八角はまだ兵庫全土で知られているわけではありせん。兵庫県の西部にしか店舗がないので、食べられない人も多いのです。兵庫の代表的なラーメン屋、お好み焼き屋として知られるようになったらうれしいです。地元愛が強すぎるのかもしれませんが、他の県に浮気するよりもまずは兵庫代表になりたいですね。兵庫でも東京や海外に店を出しているチェーン店もあるし、それはそれですごいなと思うけれど、僕はやっぱり兵庫県に根付いた展開をしたいです。
それからもう1つの夢は、僕が育てた社員を社長にして、みんなで大きくなることです。そのために、今、人材育成と独立支援に力を入れています。社員=社長。そんな夢のある会社にしたいのです。八角の社長というと自分だけと思われるかもしれないけれど、僕は「みんな社長にしたるで」という気持ちでいます。

――最後に一言、メッセージをお願いいたします。

大西 僕は今までたくさんの人に支えられてきました。八角から離れていった人、辞めていった人もたくさんいます。けれども、みんな必要な人でした。一人では絶対に何もできない、それを今は強く感じています。ここまでやって来られたのは、仲間やお客さんたちが助けてくれたからです。だからこそ、人を大事にしたいな、と思います。僕は今、疎遠になっている人にも感謝しているのです。出逢った人、関わった人、店に来てくれた人――人って大事だな、と改めて思います。今回の出版は今まで八角に関わったすべての人に捧げます。
それから、兵庫県に来た際には、ぜひ八角の味を楽しんでいってください。おおきに。

ありがとうございました。

大西慎也(おおにし・しんや)

株式会社八角 代表取締役社長
兵庫県加古川市出身。高校を中退し、17歳で飲食業へ。その後、手作り屋台の成功を受けて、株式 会社八角を設立。現在、播州地方を中心に兵庫県下4業種33店舗を展開。「らーめん八角」、「昭和 お好み焼劇場うまいもん横丁」、「食堂 銀シャリ ぱっぱ屋」、「浪速大だこたこの壺」などを運営。


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